近況
生活面でいくつか変化があったが,ブログには記述していなかったので書く。
大学
2014年3月に卒業した。休学については以前記事にしたとおりで,就職体験をした1年間を含め卒業までに5年掛かったことになる。大学入学までの時点で留年や浪人などの遅延はなかったので,結果として1年浪人した人間や1年留年した人間と同じ年齢・学年になっている。今振り返って休学したことがよかったか悪かったかで言うと,「めちゃくちゃよかった・人生が変わった・出会いに感謝!」ということはないけれども,仕事で中国に行くことも2回ほどあったし,それなりにお金ももらえたし,当初の予想以上の結果にはなったと思っている。就職時におよそプラスになるだろう,という目論見があって決断したことなので,もとより後悔するという可能性はあまり考えていなかった。
研究面では,C言語のソースコード(特にループ部分)をどうにかして最適化する,という感じのことをやって,普通に論文を書いて卒業したが,満足かと言われると微妙で,もともと行きたいと思っていた研究室・分野とは異なっていたということもあり,修士ではもう少しマシな成果を出したい,という気持ちがある。ただ,4年次に配属した研究室は(分野こそ興味の方向と多少異なっていたが)メンバー的にも先生的にも居やすい場所だったし,すずかけ台という立地を差し引いてもいいところだった。ウチの学科だと「すずかけ台はTSURAI」みたいなイメージがあるが,住めば都だし,それよりも研究室との相性とか,研究内容の方が大事だと思う。
大学生活全体を振り返ると,それなりに大きなウェイトを占めていたのはやはり3年次まで所属していたサークルのことで,軽度のコミュ障であるわたしの性格的にも,サークルに所属していなかったらそれなりに孤独な大学生活を送ったのではないか,という気がしている。実際,サークル時代の繋がりがなければ今の研究室に入ってからの生活も比較的ぼっちに近いものになっていたように思われる。ただ,良くも悪くも,時間と金は大きく吸い取られた3年間だった。
大学院
2014年4月に入学した。学費は今のところ休学時に稼いだ分で賄われている。4月は無駄に意識を高めて色々なカリキュラムやらイベントやらに参加してみたが,6月を迎えて意識の低まりが激しい。
バイト
休学していた時期はフルタイム(月〜金,8〜10時間/日)で働いていた。学部4年次だった去年は,研究室がそれほど忙しくなかったこともあり,およそ週3日は出社していた。今は院の授業があるので週2日以下になっている。機種を問わず,スマートフォンアプリの開発が多い。たまにサーバー側もやる。Objective-Cの書き方やgitの使い方はバイトのおかがで習得した面が大きいと思う。
就職
2016卒で就職の予定。とりあえず短期と長期でひとつずつ,インターンに行こうと思っている。
趣味
サークルに居た頃(2009〜2011年)は趣味を聞かれたら「初音ミク」と答えていたし,実際ミクパ!に行ったりV_Nに行ったりしていたように思うのだけど,今年の2月にうっかりライブに参加したためにラブライブ!にハマった感がある。ここ数ヶ月はラ!の関連イベントで毎週末が消費されていくし,預金残高も減っていく。5月の連休には何故か徳島に行った。熱しやすく冷めやすいので何時まで続くのかはわからない。人生の充実とは高まりのことではないか,ということを最近は考えている。
何故ラブライブ!なのか?という点についてはいずれ独立した記事として書きたいと思っているが,とりあえずLONELIEST BABYがいい曲。
ラブライブ!2期のために地デジ環境を導入した
今住んでいる実家には地デジ環境がなく、2014年になっても未だにCATVのデジアナ変換による映像をアナログテレビで視聴していた。元々テレビへの個人的な需要が薄かったこともあり、これまで特に視聴環境の関連で困ることはなかったのだが、ラブライブ!にドハマりしたことによって状況が変わった。ラブライブ!2期を最速リアルタイム試聴する環境、すなわちTOKYO MXの快適な視聴環境が4月6日22時30分までに必要である。
というのも、この地域ではTOKYO MXの信号はデジアナ変換によって提供されていないからだ……。幸い、この地域は東京スカイツリーから発せられるTOKYO MXの信号を大気から受信できる範囲内にあるようである。そこで、地デジアンテナとチューナーを導入し、TOKYO MXの視聴環境を整えることにした。
アンテナ
実家にはテレビ用の壁内配線があることから、本来的にはその配線の元に地デジアンテナを繋ぎ、各部屋に地デジ信号を行き渡らせるのが正攻法であると言える。しかしながら、これには業者による工事が必要であり、数万円の工事費が掛かる。ラブライブ!2期放映までの時間がないことと、出費を最低限にしたいという事情もあり、この方法は断念した。
次善の策として、個人でも設置が可能なタイプの屋外・屋内両用タイプのフラットアンテナを購入し、屋内の比較的電波状況のよい場所に置くことを考えた。この地域は東京スカイツリーから見て中電界と呼ばれる範囲に属しており、貧弱なアンテナをテキトーに置くだけで受信できるほど強い電波は届いていない。そこで、ブースター付きのモデル(総合利得30db弱)の導入を検討した。
アンテナの機種としては、DXアンテナのUAD1900やマスプロ電工のU2SWL20Bなどが候補に挙がった。しかし量販店の在庫の関係から、時間もなかったこともあり、サン電子のSDA-20-2-Wを購入した。この製品にもブースターが付属しており、総合利得としては前に挙げた2製品と同等以上のものである*1。
地デジチューナー
実家にはアナログテレビしか存在しないので、地デジチューナーを新たに購入してアンテナと接続するか、もしくは地デジ対応のテレビを新たに買う必要がある。今回は、費用を最低限に抑えつつ、なるべく色々な場所で地デジを視聴できるようにしたいという目的があったので、Sonyのnasneを購入することにした。
nasneは、単体としては地デジ録画サーバー・メディアサーバーとして動作し、PS3やVita、Sony製のスマートフォンなどを通じて地デジ番組のリアルタイム視聴・録画操作・録画番組の視聴などを可能とする機器である。また、DTCP-IP対応のDLNAクライアントさえあれば、Sony製以外のスマートフォンやPCからでも前述の操作が可能となる。nasne自体は1TBのHDDを内蔵しており、通常の使い方ではまず容量は不足しないだろうと思われる。
設置
アンテナ(とブースター)とnasneをそれぞれ同軸ケーブル(3メートル長)で接続し、nasneをブロードバンドルーターのLANポートにLANケーブル(10メートル長)で接続した。これにより,LAN内のPS3やPCからnasneへのアクセスが可能となる。接続後にブラウザ経由でnasneの設定画面を開き、TOKYO MX(UHF16ch)の受信レベルを確認しながらアンテナの位置・方向を検討した。最終的に、TOKYO MXの受信レベルは(nasne設定画面の表示で)53〜56程度となり、PS3その他の機器から問題なく視聴できるレベルに到達した。
当初の設置時は、PS3のtorneアプリから地デジの番組を視聴した際に、映像がカクついたり音声が途切れるなどの現象が頻発し、受信レベルの不足を疑ったが、どうやら当初PS3をWi-Fiで接続していたために帯域が不足していることが原因であるようだった*2。PS3を有線LANで接続したところ、これらの問題は解消された。
同軸ケーブルはアンテナとnasneを繋ぐものだけあれば十分だと考えていたが、アンテナとブースターの接続にも別途必要で、やや焦った。nasneに付属している短いものが余ったので、それを使うことで事なきを得た。
DTCP-IP対応DLNAクライアント
Windows PCから番組を試聴するにはDTCP-IP対応のDLNAクライアントが必要となる(メーカー製PCの場合、プリインストールされている場合もある)。残念ながら有料ソフトしかないので、SoftDMA 2(ダウンロード版4980円)を購入した*3。MacBook Pro(Early 2011)のBootcamp環境では視聴に問題は発生しなかった。
スマートフォンやタブレットについては、Sony製ならプリインストールの対応クライアントが、iOSやAndroid用にはTwonky Beamという対応クライアントがある。Twonky Beamでの視聴を行うにはアプリ内課金で該当機能をアンロックする必要があるが、700円程度なので躊躇せずに購入できるレベルだと思う。
可能になったこと
番組表がヌルヌル動いたり、番組表から録画予約ができたり、Twitterやニコニコ実況のコメントを見ながらテレビを試聴できたりするので地デジとnasneの組み合わせはスゴイ。アナログ時代からすると隔世の感がある。
不可能なこと
nasneにチューナーがひとつしかないので、2番組以上の同時視聴ができないことは当たり前なのだが、なんとなくPS3で視聴しながらスマホでも同時視聴するような使い方を想定していたので、アンテナやnasneを設置してから制限に気付いて結構悲しくなった。また、Windows PC用のDLNAクライアントが割とイイお値段することも若干の残念感があった*4。
卒論関連の覚え書き
月曜に卒論を出した。次の月曜が発表になる。
基本的にはmarkdown->TeXの変換だけで卒論を仕上げるのに便利だったツール10個まとめ - mizchi's blogに準拠したやり方で書いた。環境はMacTexで入れる。pandocはbrewからは入れられなかったので,haskell-platformで入れたcabalからインストールする。LaTeXソースの書き方という点で,いくつか詰まった点があったのでメモしておく。
ビルドスクリプトは下記。途中に句読点の変換処理を挟んでいる。
cd src pandoc -f markdown -o body.tex body.md sed -i '' -E 's/。/./g' *.tex platex -kanji=UTF8 -halt-on-error -output-directory=../build main.tex cd .. cd build dvipdfmx -o thesis.pdf main.dvi open thesis.pdf
pngファイルからxbbファイルを生成するスクリプトが下記。
cd img for f in *.png; do extractbb -x $f done
ファイルツリーとしては,プロジェクトディレクトリのルートにスクリプトがあり,src以下に学科の秘伝のタレ(sty,tex)や他ソース(md,tex)を置いている。また,img以下に図のpngファイルと,生成されるxbbが置かれる。LaTeXによる出力はすべてbuild以下に吐かれる。
表のテンプレ
必要に応じて\begin{table}の後に[t]とか[b]とか[p]とかを入れて微調整する。
\begin{table} \center \caption{hoge} \label{table:hoge} \begin{tabular}{|c||c|c|} \hline a & b & c \\ \hline d & e & f \\ \hline \end{tabular} \end{table}
図のテンプレ
widthとかheightとかを必要に応じて指定する。
\begin{figure} \centering \includegraphics{../img/fig-hoge.png} \caption{hoge} \label{fig:hoge} \end{figure}
ソースリストのテンプレ
\begin{lstlisting}[label=list:hoge, caption=hoge] for (i = 0; i <= n; i++) { for (j = 0; j <= n; j++) { a[i][j] = i * n + j; } } \end{lstlisting}
プリアンブル側。
\lstset{ language={C}, basicstyle={\small \ttfamily}, keywordstyle={\bfseries}, numberstyle={\scriptsize}, numbers=left, frame=lines, framexleftmargin=0.5em, framexrightmargin=0.5em, showstringspaces=false, breaklines=true, columns=[l]{fullflexible}, escapeinside={(*@}{@*)} }
式のテンプレ
式番号が不要なら\nonumberやeqnarray*が使える。
\begin{eqnarray} \label{equation:hoge} f(x) = x^2 + 2x + 4 \end{eqnarray}
その他
pdfに変換すると図が表示されなくなる。パッケージ指定を下記のように書き換えて解決。
\usepackage[dvipdfmx]{color,graphicx}
目次に載る参考文献のページ番号が本来の値よりも1だけ少ない。\begin{thebibliography}の後に\addcontentslineが来るようにして解決。
表中に画像を入れる。セル内で\includegraphicsする。位置の調整には次のようなものが使える。
% 横幅0の支柱を入れることによりセルの高さを確保 \rule{0pt}{10mm} % セルの上または下に空白を確保 \vspace*{-8.5mm}
論文の一部のみ余白を変更する。geometryパッケージが便利。
% 余白を設定する \newgeometry{left=25mm, right=25mm} % 余白をデフォルトに戻す \restoregeometry
進捗
2月10日が提出日だったが,まともに卒論に書けそうなデータを得られたのが一週間前の2月3日だった。論文は翌4日から書き始めた。卒論は1週間で書ける(至言)。
もっと言えば,年内にいまいちテーマが決まりきらなくて,失意のまま年を越したが,年を越えたら「もう今の方向性でやるしかないよね」となって,そのまま卒論になった。
12月くらいに「この時点でテーマが決まっていないのは“ヤバイ”」とか,1月くらいに卒論を書いている旨のツイットをたくさん見たときは「死ぬか??」と思ったが,やればできる。
おわりに
印影をincludegraphicsする現代社会
— えんがわ (@tondol) February 10, 2014
関係ない話をする。うちの学科は今年度から卒論をpdf化して専用フォームからアップロード提出することになったのだが,指導教員と学科長にハンコをもらうという仕組みには特に変化がなかったので,最終的に教員の印影をカラースキャンし,画像化してLaTeXソース上でincludegraphicsすることになった。ウケる。
μ's→NEXT LoveLive!2014・2日目
卒論提出や発表準備やらでしばらく忙しかったが,やっと少し余裕ができたので「μ's→NEXT LoveLive!2014」の感想を書くことにする。というのも,SSAの2日目,運よくかなりいい席で参加することができたからだ。
アリーナ!!!!
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
2、3年分の運を使いきるくらいの場所だよここは
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
号泣してる
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
!! 卒論提出まで 1 日と 0 時間 !!
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
これがラヴか
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
上記は終演後にモニターに映されたみもりんの手書きメッセージから。
10人目って言ってもらえるのめっちゃ嬉しいけど、メンバーがステージ上でアイコンタクトしたり表情でコミュニケーションとったりしてるところを見て実にほくほくしてたので間に割って入るみたいで申し訳なさが無駄にあった
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
上記はくっすんのライブ中の発言から。
あと茶番って言われてたけど幕感のアレはステージ演出とライブタイトルの意味合いを補完する感じでよかったと思う、Music S.T.A.R.Tからの流れは実に正しかったし割と感極まった
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
ユニット曲、真ん中側のステージに出てきてくれたので本当にすぐ近くだった、たぶんもうこれ以上の距離で見れることないんじゃないかと思う
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
キューパン楽しかったからもうそれでいいんだけど、やっぱりParadise Liveを聞きたかった……
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
セットリストがどんなだったとか,出演したメンバーが可愛かったとか,そういうことは他の人がいくらでも書いてくれているし,そもそも,具体的な感想を書くという行為が苦手なので,ここではあまり触れない。
まず書きたいのは,『ENDLESS PARADE』と題されたこのイベントの意味合いについて。それは,推測するまでもなく,幕間のドラマパートで明確に示されている。すなわち,遊園地のようなライブ。すなわち,終わらないパーティー。これは,6th シングルである「Music S.T.A.R.T!!」におけるテーマと同じものだ。ドラマパートについては,1日目と2日目で同じ内容が流れたせいか,周辺では「茶番」と呼ばれる節もあった。しかし,上でツイートを引用したように,個人的には,このイベントの位置付けを明確にするという意味で,決して悪くないように思えたし,正直終盤ではウルウルしてしまうような場面もあった。*1
ドラマパートの内容は,μ'sのメンバーが遊園地で1日を過ごすというもの。ライブが進むにつれてドラマ中の時間軸も経過していき,終盤で穂乃果が「次回のライブのテーマ」に思い当たり,そしてアンコールへと繋がるという構成だ。このドラマパートの終盤において,「まだ回りきれていないアトラクションがある,だから帰りたくない」というようなことを誰か*2が言う。この言葉が,わたしとしてはメタな方向に……つまり,ライブ参加者の方角を向いているように思えてならなかった。このイベントが遊園地であるとするならば,ライブ終盤の,たくさんの曲が演じられ,いよいよ終わりが見えてきたという現在の状況は,まさしく「まだ帰りたくない」というドラマ内の言葉に一致するものだ。そこで,わたしはもうひとつのことに気づき,驚く。まるで小学生の時分に遊園地に行ったときのように,まるで今だけを生きている子供のように,ライブがまだまだ続いてほしいと願う,自身の感情に,だ。
ここで唐突だが,コドモとオトナの間にある壁は何か?という話をしたい。それは,今だけではなくそれから先の,今後の予定のことを常に考えられるかどうかだと思う。実際,「ラブライブ!のライブに参加していたので,翌日の卒論提出に間に合いませんでした」というのはマズイ。オトナなら,「ライブが終わるのが○時くらいだから,その後にアレとアレを修正して,一旦寝れば,翌日の締切には間に合うなあ」ということを考えなきゃいけない。たとえイベントの真っ最中にあってもだ。だから,普段他のイベント*3に行くときも,そこにある空間や時間を楽しみながらも,イベント終了までの残り時間を数え,次の予定のことを考える自分に気づいてしまう。それは,仕方のないことだ。だってもう,20代になってしまったから。中学生や高校生じゃないんだぜ。そういうわけで,イベント終盤になって,「まだ遊びたい,まだ帰りたくない」という感情に急に気づくなんてことは,たぶん,先のことを常に考える「オトナの意識」がはたらいていれば起こらないだろう。
わたしはここで何が言いたいのか。ドラマ中でμ'sのメンバーが言う「帰りたくない」という感情がわたしのリアルな感情とリンクしたとき,たぶんわたしは『今』の中にいた。「僕らは今のなかで」の『今』の中に。つまり,あるべきはずの「これから」のことを頭の中から放り投げて,ライブを演じるメンバーと一緒に現場を楽しめていたということだ。まるで,アニメの中で,μ'sのメンバーが色んな出来事に100%の感情でぶつかっていったように。正直なところ,SSAというとても大きな空間で,そんな気持ちになれることは不思議だった。
まあ,ここに書いたことは,実際に感じたことを150%くらいには誇張しているのだけど。
そういえば,今回のイベントでは,直前に発売されたシングルのカップリング曲,「Paradise Live」は歌われなかった。「Paradise Live」は,歌詞を見ればわかるとおり,ライブ終盤をあからさまに意識した曲だ。だから,わたしも初めてこの曲をスクフェスで聴いたときには,「きっと次のライブで終盤に歌うんだろうな」と思っていた。しかし,結果として歌われなかった。これについては,既に書いている人もおられるけれども,今回のライブのテーマが『ENDLESS PARADE』だったからなのだろう,と勝手に解釈している。パーティーが終わらないのであれば,ライブの終わりを示す曲が歌われてしまってはおかしい。だから,「μ's Music」はまだ続いている。おそらくは,次回のライブに至るまで。
「ラブライブ!」という文脈においては,今後も様々なコンテンツが発表されるだろう。その中でも特に重要なのは,春から始まるアニメの第2期だと思う。わたしは,正直,その放映を見ることに対して多少のおそれを感じている。これまでに作り上げられたμ'sの「今」に,何らかの変化が起こるのではないかと予想しているからだ。9人はスクールアイドルで,1年生で,2年生で,3年生だ。だから,物語を続けていくとすれば,メンバーの卒業は避けられない。また,アニメの中では「μ'sは9人でなければならない」と言った旨の言及もあった。この状況は,どのようにして解決されるのだろう?第2期のアニメ放映と,続くコンテンツ展開において,何らかの回答が示されることを期待したい。
わたしからは以上です。
巨大なファイル郡をaddしてしまったとき
サブディレクトリに数百MB単位のバイナリファイル郡があるディレクトリで,バイナリファイルについては.gitignoreに指定することでバージョン管理対象外としてリポジトリの肥大化を防いでいたという状況で,なんとはなしにディレクトリ構成を変更して,いつものように
$ git add -A .
などとしたところ,コミット対象にバイナリファイル郡が大量に追加されてしまったので慌てて
$ git reset --mixed
とした。
このときはこの対処で問題は回避されたと思い,しばらくリポジトリを運用していたのだけど,この前
$ df -h
を実行したら当該ディレクトリの合計ファイル容量が予想のおよそ倍になっていることに気が付いた。
当該ディレクトリ以下で大量に容量を消費しているファイルを調べてみたところ,.git/objects以下のファイルが数GBの容量を消費していることが判明。
先に結論を言うと,かつてaddしてしまったバイナリファイル群がgitのオブジェクトとして生き続けていて,これだけのストレージを消費していたのだった。
というわけで,
$ git fsck
を実行して,いくつかのblobオブジェクトがdangling状態(既存のコミットから辿ることのできないオブジェクト)となっていることを確認。
他のユーザーがリポジトリの編集をしていないことを確認した上で(まあ,今回のケースでは一人用リポジトリだから確認する必要もないのだけども)下記のコマンドを実行。
$ git prune
改めてdfコマンドを実行すると,ほぼ予想通りの容量となっていたので,めでたしめでたし,でした。
VPSのスペックアップ記録
10月18日に申し込んでいたServersMan@VPSのスペックアップ実施メールが来た。
以下の日程でスペックアップ作業を実施いたします。 [ スペックアップ日程 ] ---------------------------------------------------------------------- ・変更作業日時 : 2013年10月31日 11時00分 〜 18時00分 ・対象IPアドレス(IPv4) : *.*.*.* ・対象IPアドレス(IPv6) : *:*:*:*:*:*:*:*
比較のために現状の容量をチェックした。
$ df -h Filesystem サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 /dev/simfs 10G 5.2G 4.9G 52% / none 512M 4.0K 512M 1% /dev
$ cat /proc/meminfo MemTotal: 1048576 kB MemFree: 603404 kB Buffers: 0 kB Cached: 0 kB SwapCached: 0 kB Active: 0 kB Inactive: 0 kB HighTotal: 0 kB HighFree: 0 kB LowTotal: 1048576 kB LowFree: 603404 kB SwapTotal: 0 kB SwapFree: 0 kB Dirty: 0 kB Writeback: 0 kB AnonPages: 0 kB Mapped: 0 kB Slab: 0 kB PageTables: 0 kB NFS_Unstable: 0 kB Bounce: 0 kB CommitLimit: 0 kB Committed_AS: 0 kB VmallocTotal: 0 kB VmallocUsed: 0 kB VmallocChunk: 0 kB HugePages_Total: 0 HugePages_Free: 0 HugePages_Rsvd: 0 Hugepagesize: 2048 kB
スペックアップが完了したようなので,もう一度同じコマンドを実行。
$ df -h Filesystem サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 /dev/simfs 50G 5.3G 45G 11% / none 512M 4.0K 512M 1% /dev
$ cat /proc/meminfo MemTotal: 2097152 kB MemFree: 1673036 kB Buffers: 0 kB Cached: 0 kB SwapCached: 0 kB Active: 0 kB Inactive: 0 kB HighTotal: 0 kB HighFree: 0 kB LowTotal: 2097152 kB LowFree: 1673036 kB SwapTotal: 0 kB SwapFree: 0 kB Dirty: 0 kB Writeback: 0 kB AnonPages: 0 kB Mapped: 0 kB Slab: 0 kB PageTables: 0 kB NFS_Unstable: 0 kB Bounce: 0 kB CommitLimit: 0 kB Committed_AS: 0 kB VmallocTotal: 0 kB VmallocUsed: 0 kB VmallocChunk: 0 kB HugePages_Total: 0 HugePages_Free: 0 HugePages_Rsvd: 0 Hugepagesize: 2048 kB
予告通りでした。心なしがレスポンスが早くなったような気もする。
おサイフケータイが便利
SO-04E feat. Hatsune Miku*1を今メイン端末として使用中なのだけど、せっかくAndroidなんだしガラパゴス端末なんだしってことでおサイフケータイを使ってみることにした。結論から言うと、便利。難点がないわけではないが、改札やコンビニの支払いなどで財布からSuicaを出したり小銭を出したりしなくていいのは、私のようなコミュ障にとって快適。
グローバル端末が持て囃されていたころにはガラパゴス端末は無駄に機能が多くて不安定だし……と敬遠していたが、現行のXperiaについてはそれほどストレスなく使えると思う。ガラパゴスな環境に住んでいる以上、ガラパゴスな端末が使いやすいのは自明の理。ただし、ドコモ端末にプリインストールされているアプリはPalette UIを含めておおよそ害悪でしかないので、早急に撤廃するか初期設定でユーザーにインストールの有無を選ばせるなりさせてほしい。
(唐突に話を戻す)公共交通系で使えることと、使用範囲が広いことを理由に今はEdyとモバイルSuicaをおさいふケータイとして運用している。
メリット
Edyの導入
「おさいふケータイ」のアプリからEdyを選ぶと、楽天のサイトに飛ばされるので、そこでサービス登録を行う。登録が完了したら、Edyアプリをダウンロードすればチャージなどもそこからできる。楽天IDに紐付いている楽天カードがあったので、このあたりの入力は比較的楽にできた。
モバイルSuicaの導入
VIEW系のクレジットカード以外で登録すると年会費1000円が掛かってしまうので、ビックカメラSuicaカードを新しく取得した。このカードの場合、カード自体の年会費は、1度でもクレジットカード決済をすれば免除されるので、ほぼ年会費なしと言って差し支えない。
カード取得のため、まずはオンラインでカード申し込みをして、引き落とし口座などの情報を所定の用紙(PDFがダウンロードできるので、自宅やコンビニのプリンタで印刷する)に記入して郵送する。これが10月4日頃。12日頃に1度本人確認の電話が来て(何を答えたのかは忘れたが、大した内容ではなかったと思う)、18日頃にカードが到着した。申し込みからおおよそ2週間程度、と考えておけば間違いないと思われる。
「おサイフケータイ」のアプリからモバイルSuicaを選ぶと、Suicaのサイトに飛ばされてモバイルSuicaアプリのインストールを求められるので、指示に従いインストール。インストール後、アプリを起動するとモバイルSuicaのサービス登録が始まる。ここで取得したVIEWカードのクレジットカードを入力する。サービス登録の段階で1度だけ、既存のSuicaカード定期券をモバイルSuicaに移行できるチャンスが与えられるので、移行したい場合は忘れずに手続きを済ませる。
注意点としては、モバイルSuicaの利用(定期圏内での定期利用を除く)は、サービス登録の翌日午前5時以降に、モバイルSuicaアプリを1回起動した後でないとできないこと。また、アカウントのパスワードを忘れて再発行をする場合は、メールに記載されているリンクからモバイルSuicaアプリを起動することになるが、このときモバイルSuicaアプリを事前に完全終了させておかないと再発行ができない。
使い勝手
EdyにせよモバイルSuicaにせよ、基本的な機能は抑えられているので利用に支障はない。支障はないが、モバイルSuicaアプリのUIはひどい。学割定期券の購入時に「証明書のコピーを郵送しろ」と言い放つ姿勢もどうかと思う(みどりの窓口などでできるようにしてほしい)。今どき、アカウントのパスワードが8文字以下なのもいかにも、という感じがする。
上記がモバイルSuicaアプリのUIなのだけど、見ての通り、明らかにガラケー自体のウェブインターフェイスをそのまま使用している。操作をする度にプログレスダイアログが何度も画面上で点滅するので、挙動不審に見えるのもよくない。お金を扱うアプリなので、正常動作しているのか不安になる。
オートチャージのタイミングについては、Edyの場合はアプリが1時間に1度残高をチェックしてチャージ処理を行うようだ。モバイルSuicaの場合、改札の入場時にオートチャージが行われるらしい。公共交通を使わない日はオートチャージされない、と考えると微妙。