μ's→NEXT LoveLive!2014・2日目
卒論提出や発表準備やらでしばらく忙しかったが,やっと少し余裕ができたので「μ's→NEXT LoveLive!2014」の感想を書くことにする。というのも,SSAの2日目,運よくかなりいい席で参加することができたからだ。
アリーナ!!!!
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
2、3年分の運を使いきるくらいの場所だよここは
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
号泣してる
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
!! 卒論提出まで 1 日と 0 時間 !!
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
これがラヴか
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
上記は終演後にモニターに映されたみもりんの手書きメッセージから。
10人目って言ってもらえるのめっちゃ嬉しいけど、メンバーがステージ上でアイコンタクトしたり表情でコミュニケーションとったりしてるところを見て実にほくほくしてたので間に割って入るみたいで申し訳なさが無駄にあった
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
上記はくっすんのライブ中の発言から。
あと茶番って言われてたけど幕感のアレはステージ演出とライブタイトルの意味合いを補完する感じでよかったと思う、Music S.T.A.R.Tからの流れは実に正しかったし割と感極まった
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
ユニット曲、真ん中側のステージに出てきてくれたので本当にすぐ近くだった、たぶんもうこれ以上の距離で見れることないんじゃないかと思う
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
キューパン楽しかったからもうそれでいいんだけど、やっぱりParadise Liveを聞きたかった……
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
セットリストがどんなだったとか,出演したメンバーが可愛かったとか,そういうことは他の人がいくらでも書いてくれているし,そもそも,具体的な感想を書くという行為が苦手なので,ここではあまり触れない。
まず書きたいのは,『ENDLESS PARADE』と題されたこのイベントの意味合いについて。それは,推測するまでもなく,幕間のドラマパートで明確に示されている。すなわち,遊園地のようなライブ。すなわち,終わらないパーティー。これは,6th シングルである「Music S.T.A.R.T!!」におけるテーマと同じものだ。ドラマパートについては,1日目と2日目で同じ内容が流れたせいか,周辺では「茶番」と呼ばれる節もあった。しかし,上でツイートを引用したように,個人的には,このイベントの位置付けを明確にするという意味で,決して悪くないように思えたし,正直終盤ではウルウルしてしまうような場面もあった。*1
ドラマパートの内容は,μ'sのメンバーが遊園地で1日を過ごすというもの。ライブが進むにつれてドラマ中の時間軸も経過していき,終盤で穂乃果が「次回のライブのテーマ」に思い当たり,そしてアンコールへと繋がるという構成だ。このドラマパートの終盤において,「まだ回りきれていないアトラクションがある,だから帰りたくない」というようなことを誰か*2が言う。この言葉が,わたしとしてはメタな方向に……つまり,ライブ参加者の方角を向いているように思えてならなかった。このイベントが遊園地であるとするならば,ライブ終盤の,たくさんの曲が演じられ,いよいよ終わりが見えてきたという現在の状況は,まさしく「まだ帰りたくない」というドラマ内の言葉に一致するものだ。そこで,わたしはもうひとつのことに気づき,驚く。まるで小学生の時分に遊園地に行ったときのように,まるで今だけを生きている子供のように,ライブがまだまだ続いてほしいと願う,自身の感情に,だ。
ここで唐突だが,コドモとオトナの間にある壁は何か?という話をしたい。それは,今だけではなくそれから先の,今後の予定のことを常に考えられるかどうかだと思う。実際,「ラブライブ!のライブに参加していたので,翌日の卒論提出に間に合いませんでした」というのはマズイ。オトナなら,「ライブが終わるのが○時くらいだから,その後にアレとアレを修正して,一旦寝れば,翌日の締切には間に合うなあ」ということを考えなきゃいけない。たとえイベントの真っ最中にあってもだ。だから,普段他のイベント*3に行くときも,そこにある空間や時間を楽しみながらも,イベント終了までの残り時間を数え,次の予定のことを考える自分に気づいてしまう。それは,仕方のないことだ。だってもう,20代になってしまったから。中学生や高校生じゃないんだぜ。そういうわけで,イベント終盤になって,「まだ遊びたい,まだ帰りたくない」という感情に急に気づくなんてことは,たぶん,先のことを常に考える「オトナの意識」がはたらいていれば起こらないだろう。
わたしはここで何が言いたいのか。ドラマ中でμ'sのメンバーが言う「帰りたくない」という感情がわたしのリアルな感情とリンクしたとき,たぶんわたしは『今』の中にいた。「僕らは今のなかで」の『今』の中に。つまり,あるべきはずの「これから」のことを頭の中から放り投げて,ライブを演じるメンバーと一緒に現場を楽しめていたということだ。まるで,アニメの中で,μ'sのメンバーが色んな出来事に100%の感情でぶつかっていったように。正直なところ,SSAというとても大きな空間で,そんな気持ちになれることは不思議だった。
まあ,ここに書いたことは,実際に感じたことを150%くらいには誇張しているのだけど。
そういえば,今回のイベントでは,直前に発売されたシングルのカップリング曲,「Paradise Live」は歌われなかった。「Paradise Live」は,歌詞を見ればわかるとおり,ライブ終盤をあからさまに意識した曲だ。だから,わたしも初めてこの曲をスクフェスで聴いたときには,「きっと次のライブで終盤に歌うんだろうな」と思っていた。しかし,結果として歌われなかった。これについては,既に書いている人もおられるけれども,今回のライブのテーマが『ENDLESS PARADE』だったからなのだろう,と勝手に解釈している。パーティーが終わらないのであれば,ライブの終わりを示す曲が歌われてしまってはおかしい。だから,「μ's Music」はまだ続いている。おそらくは,次回のライブに至るまで。
「ラブライブ!」という文脈においては,今後も様々なコンテンツが発表されるだろう。その中でも特に重要なのは,春から始まるアニメの第2期だと思う。わたしは,正直,その放映を見ることに対して多少のおそれを感じている。これまでに作り上げられたμ'sの「今」に,何らかの変化が起こるのではないかと予想しているからだ。9人はスクールアイドルで,1年生で,2年生で,3年生だ。だから,物語を続けていくとすれば,メンバーの卒業は避けられない。また,アニメの中では「μ'sは9人でなければならない」と言った旨の言及もあった。この状況は,どのようにして解決されるのだろう?第2期のアニメ放映と,続くコンテンツ展開において,何らかの回答が示されることを期待したい。
わたしからは以上です。