FLYING

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Pigs that can't fly is just a pig

紅の豚」。まず冒頭の字幕の演出に惚れた。小さな女の子をさらっていく空賊のボスの台詞、「仲間はずれにしたら可愛そうだろ!」に惚れた。ポルコは豚なのにやっぱり渋くてウィットに溢れてて格好いい。脇を固めるキャラクターもみんなユーモラスで、ジブリのセンスが溢れてた。空を飛ぶ豚を描いた映画なら、未来曳航これを越えるものは出てこないだろう。

真面目に鳥肌立つほどに感動した箇所は、まずポルコが戦争のときの不思議な体験をフィヨに語るシーン。頭上を遥か流れる「飛行艇の墓場」を間近でみているかのような臨場感とか。ポルコが語る過去は、「ここではあなたのお国より、人生がもうちょっと複雑なの」の言葉どおり、飛行艇乗りたちの背景にある重い人生を思わせる。

あと特筆すべきはやっぱり、リニアに視点が移動していく飛行艇の空中描写。CGもなかった時代でもこれだけ動くんだ、これだけダイナミックに世界を描くことができるんだって感動した。やっぱりジブリって凄いと素直に思った。そういえばフィオが普通に可愛かったなー。でも、それに負けないくらい赤面するポルコも可愛かった!