FLYING

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2007年秋アニメ最終回概観

それぞれの作品について長々と感想を書こうと思ったんだけど、間違えて「戻る」ボタンを押しちゃってモチベーション喪失。ちょっと手抜き気味でだらだら書いてみる。

らき☆すた
らき☆すた#24 「未定」(最終回)を参照。
DARKER THAN BLACK
生き残るのは契約者か人間か。すべての鍵を握るヘイが選び取ったのは双方が共存する未来だった; 最後までヘイはカッコよかったけど、やっぱり途中で散ったホァンとマオが本当に悔やまれる; ホァンはちょうど「ツン」から「デレ」のフェーズに移ったところで、これからヘイとたくさんのイベントを重ねていくはずだったのに; マオはいつまでもDARKERのマスコット的存在だったのに(ねこたんハァハァ); 霧原美咲が視界の隅に見つけたヘイの姿を追って、アパートの階段を駆け下りるシーン。街角を曲がったそこには誰もいなくて、立ち尽くす夕方の東京。DARKERらしいと言えばらしい、切なさの残るラストだった; 最終話までを安定した品質で描き続けたボンズに感動。特に、DARKERの世界観を形作る背景と、ディティールにこだわった自動車のCGには終始鳥肌立ちまくりだった。
瀬戸の花嫁
このアニメは「もっと評価されるべき」。日曜のらき☆すた放映後、26時というたたでさえ視聴しにくい時間帯でありながら、これだけ無条件に笑えるアニメを作ったスタッフはすげえ!; 特に気に入っているのが、政さんを見たときの永澄の顔の変貌。序盤はあのネタが頻繁にあったから笑いが止まらなかった; デフォルメしたちびキャラの描き方も素敵だった。燦ちゃんの目が横長になってたりするあたりが特に; 1クールで終わらせれば綺麗だったなんて意見もあったけれど、「瀬戸の花嫁」のアニメ化としては最高だったと思う。よく頑張った。感動した。でもなんで永澄最後に男前になってしもたん?
天元突破グレンラガン
幻想宇宙を脱出し、間一髪でニアの元に駆けつけるシモン。否が応でも期待を煽る神BGM。そしてラスボス「ゲームウォッチ*1」の前に揃う仲間達。アバンタイトルからもうワクテカが止まらない; そもそも、最終話の1つ前、第26話の幻想宇宙のシーンがオレは好きだった; 少年時代に戻ったシモン。その隣りにいたのは、どこか情けない偽者のカミナ。それは「もしアニキが生きていたなら」というシモンのささやかな願いの体現。でも結局、シモンが選んだのはアニキのいない現実だった; 本当の意味での「アニキの死」を乗り越え、頼りなさも諦観もすべて葬り去ったシモンの最終決戦。時空の狭間で銀河やら星雲やらを投げたり踏んだり、挙句の果てには銀河を混ぜて元気玉を作っちゃったり。デカさのインフレもここまで来たか!でも銀河ってそうやって蔑ろに扱っていいものなのかしら; すべての戦いが終わり、ニアとシモンが静かに誓いを交わすエンディング。何故か牧師のポジションにはロシュウが。でも結局、シモンはまた大切な人を失ってしまうんだね。最後にヨーコが投げた婚約指輪こそが、シモンが目指した未来の結果だった。切ないなあ; 個人的には、数十年後のエピローグは蛇足だった気がする。だって、あいつらの未来は勝手に妄想したかったもん; 何はともあれ、これだけの熱いアニメを作ったGAINAXには乙と言わざるを得ない。半年間楽しませてもらいました。ありがとう!

*1:アンチスパイラルのラスボス・あの黒い人のこと。念のため