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テレ玉「ひぐらしのなく頃に解」がNice boat.の件

テレ玉の今日の放映で「次回からひぐらしのなく頃に解は放送を休止します」のテロップ。今日の放送をやるからには、これからも放映続行するものだと思ったんだけど。アニメスタッフには同情せざるを得ないなあ。

放映休止のタイミング

何故このタイミングで休止なのか。やっぱり祭囃し編冒頭の虐待シーン(=次回の内容)に問題があったからだろうか。でもアレに問題があるなら、皆殺し編のラスト(=今回の内容)も放映するべきではなかったように思える。今回の内容だって、部活メンバー全員が銃で撃たれるシーンや、梨花ちゃんが開腹されるシーン*1、さらには2000人あまりの住人が一斉に殺されるシーンも含まれていた。今回がよくて次回が駄目って言うのは、ちょっとナンセンス。

あるいは、単純にキリがいいからこのタイミングで休止したのか。でも、皆殺し編が終わって、来週から祭囃し編に入るっていうところで休止するのは、ファンにとって一番やってもらいたくなかったタイミングでもある。アニメ第一期を含めれば、半年以上もバッドエンドばっかりを視聴してきて、最後の最後でハッピーエンドが放送されないなんて悲しすぎるでしょ。

ひぐらしは暴力的な作品?

ひぐらしが暴力的な作品かどうかというのは意見の分かれるところかもしれない。暴力表現がある以上暴力的な作品だと主張する向きもあれば、最終的に暴力表現を否定しているから、暴力的な作品でないと主張するファンもいる。

オレの場合、ひぐらしにおける暴力表現は、「暴力表現を否定する」ために存在すると考えている。矛盾しているようにも思えるけど、そんなにおかしな話じゃない。言葉だけで「暴力はいけないからやめましょう」と言うよりは、暴力で問題を解決しようとして不幸になる物語を聞かせた後、暴力を使わずに問題を解決して幸せになる物語を聞かせたほうが、聞き手は自然に暴力がいけないものだと受け入れることができる。ひぐらしも、暴力を使っちゃいけない理由をより如実に訴えるために、そういう表現を使っていると言う話。

まあ、そう言ったところで、世間一般では残虐なアニメにカテゴライズされてしまうんだろうけど。原作者の竜騎士07氏もそんなことを公式サイトで嘆いていたような。

*1:流石に血が飛び散る表現だけで抑えていたが