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FLYING

〈全日本・紀文豆乳飲料シリーズ「麦芽コーヒー」の500ミリリットルパックを扱う小売店が少ないことに遺憾の意を表明する会〉活動記録

思い返すにはまだちょっと早い

うちの高校では,3年生は3学期から授業がほとんどなくなって,推薦で合格した人のみ「補講」という形で授業が行われる。だから,3学期に学校に行くことはあっても,そこにクラス全員が集まるわけではない。そもそも,補講は希望者のみが受けるものだったりするので,嫌々ながら学校に行ってみたら知り合いがほとんどいなかった,なんてことも当然起こりうる。

そんなわけで。

もうちょっと今のクラスでヌルい学校生活を送りたいと望む反面,これから一般受験の人にとっては学校なんて無駄に時間を奪われる厄介ごとでしかないはずで,こんなことを考えるのは既に進路が決まった人間とオレくらいのものだろうと思う。2年と8ヶ月くらいの歳月を経てやっと『それっぽく』なってきたあのクラスだけど,今後はきっとひとつに集まることも難しくなっていくに違いない。

もちろん,思春期真っ只中の子供が30人くらい集まっているわけだから,何もかもが穏やかに進むわけじゃないし,個々のすれ違いなんてそれこそ数え切れないほどある。今の教室の空気に意義を唱える人もいる。それでもあのクラスは(少なくともオレにとっては)これ以上ないと思えるくらいに恵まれた環境だった。

黒板には常に萌え絵ちっくなイラストが描かれ,その上には神として崇められる担任の写真が安置され,脇の本棚の上には小さなフィギュアがいくつか無造作に置かれ,生徒のロッカーはほぼ『痛ロッカー』と化し,昼休みともなれば隣りの机から『週刊VOCALOIDランキング』が流れてくるような教室の惨状と,それに対して何も疑問を抱かない生徒と教師。こんな環境が他にどれくらいあるのか,幸いにしてオレは知らない。

だからなんなんだって感じではあるけれども,オレがいた高校の実情と進路決定までの流れについては,いずれ長めのエントリとしてまとめたいと考えている。これからうちの高校に入ろうとしている人の為に,そして何よりも,数年後のオレが高校時代のことを思い返すきっかけとするために。