FLYING

/* TODO: 気の利いた説明を書く */

絶望するほど遠くない、でもすぐに届くほど近くない

「epoch@まつやま」に参加して、間近で全国のレベルというものを見聞きしてきた。とんでもない面子と同じ会場にいられることを喜ぶ反面、嫌でも自分のことを他の人と対比してしまった。オレが立っている場所とあの人たちが立っている場所。両者の間にはどれだけの距離があるんだろうって。

そもそも、何でプログラミングだったんだろう。もともと興味があったのは確かだけど、本格的にプログラミングをやろうと思ったのは、情報系の学校に進んだことが切っ掛けだったはずだ。もしあの時普通科に進んでいたら、オレはどうなっていたか、なんて想像に意味はないけれど。あれから1年半くらい、ちっぽけなコードを書き続けて、オレが得られたものはなんだったんだろう。結局、オリジナリティのあるモノなんて、まだひとつも作ってない。何も始まってはいなかったのだ。

世間で言う高校生は、そんなにも子供ではないらしかった。コミュニケーション能力を持ち合わせた人間は、年齢に関係なくどんどんモニタの向こうの世界に飛び出していく。うじうじその場に留まっていることに何のメリットもない。今の時代、アピールすることを覚えなければ先に進むことなんてできない。頭では理解していても、行動に反映できない自分が苛立たしい。そしてその苛立ちが、他人への嫉妬に変わっていく。

目的が欲しいと、こんなにも強く思ったことはない。コンテストでもなく、テストの点数でもなく、『こういうものを作りたい』という具体的なアイデアが欲しい。既にニコニコ動画は革新的ではなくなった。今日発表された技術が、明日には当然のものになっている時代に、まだ誰も気付いていない何かを見つけたい。子供っぽいのは重々承知しているけれど、簡単に言えば、どうしようもないくらいにワクワクしてみたい。