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安倍首相辞任だそうで

珍しく時事問題。政治には疎いので短めに雑感を。

本人が何か不味いことをしたわけでもないのに、周りの大臣が立て続けに問題を起こしたせいでバッシングを受けるって言うのも気の毒な話。確かに「美しい国、日本」は求心力に欠けるコピーだったし、スピーチもそりゃあ前の首相に比べれば見劣ってたかもしれないけど、首相は首相で自分の筋を通そうと苦労していたのだろう。

首相就任後ずっと問題を抱えつづけて、それでいてマスコミからは強いバッシングを受けつづけて、体を壊すのは当然といえば当然。ゆっくり療養して健康を回復してほしいと思う。つーかあの人風貌からして体弱そうだよな(偏見)。

さて、安倍首相の後任にはローゼン麻生こと麻生太郎氏に白羽の矢が立っているらしい。物怖じしないマスメディアへのコメントや、漫画雑誌を週に何十冊も読むという大臣らしからぬ言動で以前から話題にはなっていたけれども、(失礼ながら)いつもへの字に曲げている印象的な口元は、麻生氏の性格を良い意味でも悪い意味でも体現しているんじゃないだろうか。

明日に希望を見出しづらい今の日本にあっては、優等生的な首相よりも革命児的な首相の方が歓迎されがちな傾向がある。しかし、今までの首相には出来なかった何かをやってくれるのではないかという期待がある反面、麻生氏の歯に衣着せぬ物言いは、安倍体制崩壊の発端となった失言問題を再び呼び戻してしまいそうな危うさがある。

慢性的に漂う社会制度への不安と、依然として増え続ける借金という2つの大きな問題。誰が次の首相になるにせよ、小さな国民の一人として、この国の未来にささやかな希望を抱かずにはいられない。「この国に住みつづけても大丈夫だ」という信頼をどうか取り戻して欲しい。