FLYING

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山は暗闇よりも虫が怖いという事実

「流れ星が消えるまでに願いを3回言う」なんてことがほぼ不可能なのは、それだけ願いを叶えるのは難しいってことだと思うんだ。

ペルセウス座流星群は、毎年8月12〜13日ごろを中心に活動している流星群です。世界的に見ると、今年はおおよそ(日本時間で)13日の昼間に最も活動が活発になるだろうと予想されています

ちょうど8月13〜14日にかけて箱根に滞在していたので、せっかくだからと流星群を見に得体の知れない山中へ。星座表も懐中電灯もレジャーシートもない全く無防備な状態で、コンクリートの地面に転がって夜空を眺めた。時折車のヘッドライトが通り過ぎる国道を脇道にそれて、辺りは何も灯りのない一面の真っ暗闇。虫の声だけが静寂を切り裂いていた。

目が慣れてくると、だんだんとそれまで見えなかった星が見えるようになって、気付けば頭上にはプラネタリウムみたいに数え切れないほどの星があった。夜空にはこんなにも多くの星があったってことを初めて知った。いつでもこんな賑やかな星空が見られるというのなら、天文部っていうのもなかなか楽しいのかも。

最初は広がっていた雲が晴れてくれたおかげで、目的の流星群もよく見えた。ニュースではピークで4〜5分に一個程度と予想していたけれど、実際はそれを上回る頻度で星が流れていたと思う。多いときには10秒の間に3つぐらい連続して見えたりとか。数年前に近くの土手で流星群を観測したときはまったく見えなかったのになあ。やっぱり場所の影響が大きいのか。

何しろ周りは暗かったし、望遠鏡なんて武器ももちろん持ってなかったから、状況を物語ってくれる写真がないのが残念。まあとにかく、たとえ街の灯りのせいで星が見えなくとも、夜空には本当に無数の星が存在しているんだよ!というありきたりなコメントでまとめてみる。今年の夏も残り半月。言い方を変えればあと15連休。時間と宿題が許してくれるなら、秩父あたりでもう一度天体観測したいね。