アニメ版AIRの苦手な点
- 観鈴ちんがゴールしちゃうところ
- 最後の最後で星の夢とか大層なことを持ち出しちゃったところ
往人の法術で観鈴の寿命が延びて、晴子と本当の家族になることができたというのは分かる。ただ、最後にゴールする必要はなかったんじゃないか。あれはあれでハッピーエンドではあるけど、やっぱり秋や冬を生きていく観鈴も見たかった。そういう可能性も残しておいて欲しかった、というのが1つ。
もう1つは、「家族」っていうテーマを全編を通じてこれでもかと言うほど描写しているのに、最後に宇宙の歴史的なものを持ち出したせいで、一気にそれらが陳腐なものに思えてしまったこと。AIRの良いところは、夏の空気感とか家族とかを等身大に描いてくれたことなのだから、わざわざそれを壊すような意味付けは必要なかったと思う。