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トップをねらえ! 適当に感想

いつだか誰かに強烈にプッシュされた気がする『トップをねらえ!』を見てみた。普通に主人公が戦いながら成長していく話かと思いきや、最終話に近づくにつれてありえない位にスケールが大きくなりやがるんです。銀河系とか1万2000年とか余裕で出てくる。1万2000年て。アクエリオン*1でもなかなか言わねえよ、最近。

30分×6話程度の時間で、これだけ壮大な物語を描けるんだなあ、という感想がひとつ。ガイナックス明朝体はやっぱりカッコいいよなあ、というのがひとつ。「火星」ぽいBGMが宇宙戦闘のシーンにすごく似合うんだよなあ、というのがひとつ。モノクロな最終話にどんな意味が込められていたのかはよく分からないけど、制作当時から20年の時を経てもなお、斬新さを失わない演出が素晴らしい。

猿の惑星』でお馴染みの「ウラシマ効果*2がさらっと出てくるけど、「戦闘美少女の孤立」*3を描く手段としては、これ以上分かりやすい表現はないように思えた。あの最終話のエンディングにこそ、ノリコとカズミの孤立感が集約されているわけですよ。たぶん。近いうちに(っていうかこの週末に)オサレな続編の方も見てみたい。あとどうでもいいんだけど、DVD第1巻のジャケットと劇中のノリコってだいぶイメージ違うよなあ。

*1:アクエリオンの「1万年と2000年前」ってトップをねらえ!に対するオマージュなのかしら

*2:光速に近い速さで運動する観測者と静止している観測者の主観時間が異なるっていうアレ

*3:戦闘美少女って言葉を使ってみたかっただけ