FLYING

〈全日本・紀文豆乳飲料シリーズ「麦芽コーヒー」の500ミリリットルパックを扱う小売店が少ないことに遺憾の意を表明する会〉活動記録

雑踏の中で率先して名乗り出る勇気がない。

学校帰りに地元の駅で苦しんでる女性がいるのを見た。夕方のとにかく人の多い時間帯で、たくさんの人が振り返ってその女性に注目していたけれど、誰も話しかけることができずに、見て見ぬ振りをして改札を抜けていった。そして自分もその見て見ぬ振りをするなかの一人だった。

俺が行かなくても誰かが助けるだろうという考えがあったのも事実だけど、何よりもとてもたくさんの人が無言で通り過ぎるあの空間で、自分が異質なものとして見られるのを恐れていたのかもしれない。

言い訳するようだけど、たとえば人の少ない街角で苦しんでいる人を見かけたのなら、それなりに適切な行動をとってあげられると思う。でも人が多い空間ではそれができない。人から奇異の目で見られるのが怖い。そして何よりも自分が可愛いんだ。