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ピアノ独習

『休日に何してる?』と聞かれて「寝てます……」『あっ…(察し)』という流れになったので趣味を拡充しようと思い,MIDIキーボードを購入,両手でそれなりにピアノ(というかキーボード)が弾ける状態を目指すことにした。

キーボードはKORGmicrokey-61。61鍵ながら学習机の上に置けるサイズで,KORG Legacy Collectionが付属するのでDTM用途には嬉しい製品だと思う。値段を考えれば「MIDIキーボード付きソフトウェア音源」と言ってしまってもいいだろう。サスティンペダルを接続するインターフェイスがないのが残念だが,いざとなればArduinoで自作するつもりで居る。ちなみに,練習するときはKORG Legacy Collectionの一部であるM1の音源をスタンドアローンで起動し,ピアノ系のプリセットを選んで鳴らしている。

キーボードと併せてこのスコアを買った……が,燦然と輝く「中級」のラベルに偽りなし,超初心者が突然弾ける代物でもなかったので基礎から独習することにした*1

独習するからには何かしら教科書が必要だろう,ということで「おとなのためのピアノ教本」を購入。全5巻のシリーズで,1巻でバイエル前半レベル,2巻でバイエル後半レベルの内容が身に付くとされている*2。右手で単純なメロディを弾くところから始まり,両手を動かす練習,スリーコードの導入,8分音符や付点4分音符の導入,いくつかの簡単な伴奏形の練習,ハ長調ヘ長調での練習曲……と言った内容が第1巻で網羅される。

個人的に嬉しいのは,指示に従って練習を進めるだけで(C Majorスケールであれば)C・F・G・G7などのごく基本的なコードの知識と,コードを使った伴奏方法を習得できるという点だ。知識面での解説が詳しくされているわけではないが,なんとなーく耳コピしたりメロディにコードを付けたりしたいと考えている私にとって,このシリーズをこなすことがひとつの足がかりになるのではないかと期待している。

そんなこんなで練習を始めてから2週間ほどで1冊目を(一応)ひと通りこなし,単純なスリーコードの伴奏とともに8分音符や付点4分音符が登場するような曲を両手で弾けるようになった……が,まだ登場する楽譜が単純なので,元々目標としていたようなピアノらしい音の響きを体感できる地点までは到達していないように感じる。これが2冊目をこなすことでどう変わっていくのかが楽しみだ。

*1:昔少し練習して「ひぐらしのなく頃に」の『you』を弾けるようにはなったが,これまでの経験といえばほぼそれのみ

*2:バイエルはピアノを習うとよく課される初心者用の練習曲集。ピアノを習ったことがなかったので,練習曲集の存在も今までほとんど知らなかった