ラブライブ! Advent Calendar 2014 4日め
長いから3行で要約:
ラブライブ! Advent Calendar 4日めです。
そらまるに手を振られた結果声優イベントによく行くようになりました。
イベント楽しいです。5th楽しみです。
はじめに
ラブライブ! Advent Calendar 2014 4日めです。3日めは@_odoriさんでした。ぐぐぐっとハードルを上げられてしまったので,華麗にくぐっていきたいと思います。どのイラストも素晴らしかったので悩みましたが,推しの海未ちゃんを壁紙にしました。
さて,Advent Calendar,勢いで登録したのはいいものの何を書こうか,ということで悩みました。アニメの感想でも,楽曲についてでも,矢澤のエモさについてでも1記事くらいならでっち上げられる気がするのですが,今日はラブライブ!の中の人(のイベント)のハナシを書きます。もしくは,ラブライブ!というコンテンツに出会ったことにより,わたしの生活がどのように変わったのか。自分語りを多分に含む予定ですので,適宜読み飛ばしていただければと思います。
そもそものはじまり
わたしはラブライブ!に関してはだいぶ新参の方に入ると思います。最初に興味を持ったのは,去年の6月頃,mograという秋葉原のDJバーで「僕らは今のなかで」を聞いたときで,そのときは単純に「いい曲だな」と感じました。それからスクフェスを始めたり,アニメの1st Seasonを一晩でまとめて視聴したりしたのですが,特に急激にハマるということもなくフツウに消化しました。少なくともそのときは。状況が変わるのは4thライブの直前になってからです。
ENDLESS PARADE(2/9)
今年の2月8日,4thライブの1日め,わたしは雪が降りしきる中,研究室で卒業論文を書いていました。卒論の提出が月曜に控えていることもあり,4thライブについては不参加のつもりでおりました。しかし,何らかの直感が働いたのか,あるいはスピリチュアルなお導きがあったのか,やっぱり行きたい!行かなかったら絶対後悔する!という確信に至り,なんとかライブに参加するべく手段を探しました。偶然にもある方から2日めのチケットを譲っていただけることになり,結果,4thライブの2日めに参加できることになったのです。
終わらない卒論〈パーティー〉
— とんどる (@tondol) February 9, 2014
およそ初めて参加した大規模なライブでしたが,始まる前に感じていた予習不足や慣れないイベントへの不安は1曲めのMusic S.T.A.R.T!!を聞いた瞬間に何処かへ吹っ飛んでしまいました。ライブの最中は,まさにENDLESS PARADEという表題のとおりの遊園地のような時間で,ライブの終わり際に,帰りたくないと,もっとこの場で揺れていたいと素直に感じたわたしが居ました。それまでは,ラブライブ!にハマっているつもりはなかったのに。中の人にも特に興味はなかったのに。4thライブからおよそ8ヶ月,パーティーは終わることなく,ミュージックは絶えることなく,おそらく今も鳴り続けているような気がします。
徳島旅行(5/3-4)
4月の終わりに友人から徳島に行かないかというハナシを持ちかけられました。凛ちゃんの中の人ことりっぴーが現地の小規模なクラブイベントにゲスト出演するというのです。最初こそ「(゚Д゚)ハァ?」と思いましたが,何の因果か往復航空券を予約し,GWに徳島に旅行する日程が決まりました。この選択がその後の生活をガラリと変えてしまうキッカケになるということも知らずに……。
5月3日の朝,元々の予定にはなかったものの,にこの中の人ことそらまるが徳島駅で一日駅長としてイベントに出るということを知り,徳島駅に向かいました。イベント会場である1番線のホームに入るための整理券は手に入れられなかったのですが,他のホームには入ることができたため,ホームとホームの間の高架歩道橋からそらまるがホームで挨拶する様子を眺めていました(今思うとあんまり褒められたことではないですね……)。そのとき,そらまるがオタクでごった返している1番線ホームから,わたしと友人しかいない歩道橋に向かって手を振ってくれたんですよね。文章にしてしまえばそれだけのことかって思うんですが,当時はいたく感動したことを覚えていますし,その後色々なイベントに行くようになった決定的要因だったように思います。
徳井青空さんに手を振られて高まるオタク役を担当しました
— とんどる (@tondol) May 3, 2014
徳島にいる間,えみつんとそらまるのニコ生公開生放送だったり,えみつんのお渡し会だったり,りっぴーが出現するクラブイベントだったり,色々なイベントに参加することができたんですが,最終的にいちばん記憶に残ったのは上記の駅長イベントでした。
tofubeatsというアーティストがザ・インタビューズに書いていますが,本当に,思いも掛けないところに何かが変わるキッカケがあるんだって思います。それまで家を出ることすら億劫だったわたしが,色んな地方に遠征するようになるんですから。4thライブに参加する前のわたしにこのことを伝えても,きっと信じてくれないだろうと思いますね。
以降のイベント参加記(抜粋)
ミュージックデリバリーDX公開生放送(5-11月,毎月末土曜)
りっぴーがパーソナリティのコミュニティFMの公開生放送が,毎月末に木場で開催されていたので,5月からおおよそ毎回参加しました。30分くらい前に席を取っておけば驚くくらい間近でりっぴーのリアクションが見られるという神イベントだったんですが,残念ながらつい先日最終回を迎えてしまいました。しかし,またいつか木場に戻ってくるというハナシもありましたので,気長に復活を待つつもりです。
みもりんライブツアー東京公演(6/28)
みもりんの1stライブツアーのトリを飾る東京昼夜公演に参加しました。特に夜公演は2階バルコニーの最前列で見ることができたのですが,同じ曲がここまで変わるのか,というくらい,アルバム各曲の印象がガラリと変わってしまったことを覚えています。特に「ユニバーページ」。会場がオレンジ一色に染まる最高の4分間でした。ちょうど公演当日がみもりんの誕生日で,お祝いの現場に同席できたのも嬉しかったです。
J Sumemr Festa 2014(7/13)
うっちーとくっすんが所属するJTBエンタテインメントのイベントでした。他のメンバーと一緒にμ'sとしてイベント出演しているときとは違う,事務所の先輩としてのふたりの姿を見ることができたのがよかったです。うっちーの「アップルミント」と「Breezin'」を初めて聞いたのもここだったんですが,うっちーの(ミニじゃない)初ライブには絶対行かなきゃいけないと確信しました。明日担当のオタクが書いてくれるかと思いますが,「アップルミント」は本当にエモいアルバムに仕上がっているのでお薦めです。
アップルミントとかいうの名曲でしょ
— とんどる (@tondol) July 13, 2014
ランティス祭り 2014(東海6/19-20,関西6/27,東京9/14)
気づいたらμ'sおよびPrintempsが出演する回には全部参加していました。特に印象深かったのは東海1日めの嵐&停電です。とんでもない豪雨で,よもや中止か……と思われましたが,最終的には雨が上がり3時間押しで開演となりました。μ'sのメンバーがTwitterで心配のツイートを投稿していて,観客と演者が同じ緊張感を共有していることに妙な嬉しさを感じたことを覚えています。関西会場では徳島で知り合った福岡のオタクと再会したりしました(10月にうっちーイベで再度会うことになる)。
夏色Fighting! 発売記念サイン会(8/24)
バディファイトのED曲であるそらまるソロ曲のリリースイベントでした。やはりずっと5月の駅長イベントがイベントに出掛けるようになったキッカケだったので,そのことをそらまる本人に伝えられたのがよかったです。会場が普通の公民館だったので入場にとても戸惑った記憶があります……。
お渡されました〜 pic.twitter.com/mdtLAykXlc
— とんどる (@tondol) August 24, 2014
Animelo Summer Live 2014(8/29-31)
初のアニサマ!μ'sが出演する3日めはもちろん,1日めはジョルノが歌うfripSideが,2日めはみもりんがソロで出演するということで結局3日間参加してしまいました。「それは僕たちの奇跡」の初披露もここでしたね。「Hi! Hi! 最後まで駆け抜けるよ!」のところで全力で飛び跳ねられた楽しさが忘れられません。終演後も会場付近がオタクだらけだったので,何故かさいたま新都心駅で知らないことり推しオタクとKKEコールをしました……。
誰がいいとかじゃないんだよ、μ's全員カワイイんだよ
— とんどる (@tondol) August 31, 2014
くすくすくっすん*さんくっすん祭り(9/5)
色々楽しかった気がするんですが,ラストに「LOVELESS WORLD」をくっすんがソロで歌ったりして(しかもバンドでスノハレ作曲の方が参加されていたりして)高まりすぎたために感想が吹っ飛んでしまいました。物販のくっすんフォトブックがいい感じでした。
にこりんぱな公開録音(10/5)
ラブライブ!としての本人が出演するトークイベントへの参加は実は初めてでした。臨機応変に突っ込んだりボケたりするそらまると,いい意味で雑なトークをかますりっぴー,そして謎に神掛かった発言がちらほら出てくるシカコの組み合わせは鉄板だと思いました。「シカコヤバイ」と思ったのはこのときが初です。
イベント前のオタク「電車は止まるし靴グショグショだし最悪だ……」イベント後のオタク「最高かよ……」
— とんどる (@tondol) October 5, 2014
みらくる青空ナイト Vol.7(10/11)
不定期的に行われているそらまるのファンイベントでした。自作の使徒ぬいぐるみを被ってそらまるが登場したり,展示のあちらこちらに本人自作の飾り付けがあったりと,そらまるのエンターテイナー精神に感服したイベントでした。イベント内で上映されるムービーまでもが本人による自作だというハナシを後から聞いてビビりました。
Halloween Night(10/19)
うっちーのファンイベントでした。「居酒屋で最初に頼むメニューはなんですか?」という質問をアンケートに書いたところ,うっかり読まれて「とりあえず生!」との回答をいただいたので,以降イベントの打ち上げでは必ず生ビールを頼むようになりました。
いきなりうっちーにアンケートを読まれるオタク役を担当しました
— とんどる (@tondol) October 19, 2014
東京工芸大学 第47回工芸祭 飯田里穂さん徳井青空さんトークショー(11/2)
東京工芸大学で行われたイベントだったんですが,そらまるが「大学時代に友達がいなかったからテスト前はコピー機横のゴミ箱から過去問のコピーを収集した」というハナシをされていて泣きました。りっぴーが「友達作ればいいじゃん!」と返していたのがよりいっそう悲しみを誘いました。
うっちー&くっすんの、みんなで○○!特殊講義 in 桜凛祭(11/3)
学習院大学で行われたイベントだったんですが,うっちーとくっすんがどちらも田舎から上京した大学生で,お互いに仲良くなりたいと思っている……という設定で書かれたシナリオの朗読劇が素晴らしかったです。翌週のサンシャインで行われたアップルミントのリリースイベントで,うっちーにこのイベントのときに登場したワードを話してみたところ,イイ感じの反応がもらえたのも嬉しい誤算でした。
生ボイスドラマを聞きながら「あぁ……」と呻きつつ頭を抱えるという体験を初めてしました
— とんどる (@tondol) November 3, 2014
イベンターってなんだろう
こうやって書き出してみると,どうしてこれだけのイベントに参加してきたんだろう……とふと疑問に思いましたが,結局「楽しいから」の一言に尽きますね。ライブで好きな曲を聞きながら飛び跳ねるのももちろん楽しいんですけど,好きな声優さんのトークを聞いたり,お渡し会などで直接作品の感想を伝えるのも,他のものに代えがたい充実感があります。そういった充実感と引き換えに,お金や時間がみるみる溶けていくんですケド……。
イベント以外の部分でも,一緒にイベントに参加した人と知り合うことができたり,自分か参加したライブの映像ソフトを見て当時を思い出してみたり,付随的な楽しみ方も色々あります。なんだかんだでイベントに行って後悔することってほとんどないので,もうしばらくはこの生活から抜け出せないだろうと思います。
今後のイベント参加予定
直近だと12月9日に行われるうっちーのライブイベント「アップルナイト」があります。本当にアップルミントには素晴らしい曲しかないので,どんなコンディションで参加しようとも最高のイベントになってしまうだろうという予感があります。他には,くっすんとPileさんが参加しているPlease&Secretの3rdシングルリリース記念のイベントだったり,大分で行われる有料ライブだったりに参加予定です。
これがラブライブ!Advent Calendarであるからには,やはり書いておくべきは5thライブでしょう。無事2日間とも参加できる準備が整ったので,今から最高のテンションで会場で死ぬことができるよう身辺整理を進めています。Sentimental StepSが流れたときにうずくまって動かなくなったオタクを見掛けましたら,わたしだと思ってそっとしておいていただければと思います。この1年間5thライブのために活動してきたと言っても過言ではないので,ベストコンディションで参加できるよう心がけたいところです。本番前にセトリ予想飲み会とかやりたい気持ちがあるので興味ありましたらご一報ください。
ラブライブ!関連記事
せっかくなので,過去に書いたラブライブ!に関係ありそうな記事をまとめておきます。
ラブライブ!の人気の理由を書いた記事です。
2期視聴時にTwitterに投稿した感想を並べたまとめ記事です。
4thライブ参加時の感想記事です。
おわりに
長々とお読みいただきありがとうございました。気が付くとあんまりラブライブ!とは関係のない記事になってしまいましたが,μ'sの中の人のことしか基本的には書いていないので許してください。この記事を読んで外の人だけでなく,中の人に興味を持っていただけたのであれば嬉しいです!次はイベントでお会いしましょう。
明日は徳島で知り合った福岡オタクこと@minami7srの担当です。よろしくお願いします!
ラブライブ!2期・感想まとめ前編
第1話から毎週感想をだらだら呟いたので,自分で見返す用にまとめておく。各話のあらすじとかは後から追記するかもしれないし,追記しないかもしれない。それなりにボリュームがあるので前編(第1〜7話)と後編(第8〜13話)に分けることにする。
続きを読む近況
生活面でいくつか変化があったが,ブログには記述していなかったので書く。
大学
2014年3月に卒業した。休学については以前記事にしたとおりで,就職体験をした1年間を含め卒業までに5年掛かったことになる。大学入学までの時点で留年や浪人などの遅延はなかったので,結果として1年浪人した人間や1年留年した人間と同じ年齢・学年になっている。今振り返って休学したことがよかったか悪かったかで言うと,「めちゃくちゃよかった・人生が変わった・出会いに感謝!」ということはないけれども,仕事で中国に行くことも2回ほどあったし,それなりにお金ももらえたし,当初の予想以上の結果にはなったと思っている。就職時におよそプラスになるだろう,という目論見があって決断したことなので,もとより後悔するという可能性はあまり考えていなかった。
研究面では,C言語のソースコード(特にループ部分)をどうにかして最適化する,という感じのことをやって,普通に論文を書いて卒業したが,満足かと言われると微妙で,もともと行きたいと思っていた研究室・分野とは異なっていたということもあり,修士ではもう少しマシな成果を出したい,という気持ちがある。ただ,4年次に配属した研究室は(分野こそ興味の方向と多少異なっていたが)メンバー的にも先生的にも居やすい場所だったし,すずかけ台という立地を差し引いてもいいところだった。ウチの学科だと「すずかけ台はTSURAI」みたいなイメージがあるが,住めば都だし,それよりも研究室との相性とか,研究内容の方が大事だと思う。
大学生活全体を振り返ると,それなりに大きなウェイトを占めていたのはやはり3年次まで所属していたサークルのことで,軽度のコミュ障であるわたしの性格的にも,サークルに所属していなかったらそれなりに孤独な大学生活を送ったのではないか,という気がしている。実際,サークル時代の繋がりがなければ今の研究室に入ってからの生活も比較的ぼっちに近いものになっていたように思われる。ただ,良くも悪くも,時間と金は大きく吸い取られた3年間だった。
大学院
2014年4月に入学した。学費は今のところ休学時に稼いだ分で賄われている。4月は無駄に意識を高めて色々なカリキュラムやらイベントやらに参加してみたが,6月を迎えて意識の低まりが激しい。
バイト
休学していた時期はフルタイム(月〜金,8〜10時間/日)で働いていた。学部4年次だった去年は,研究室がそれほど忙しくなかったこともあり,およそ週3日は出社していた。今は院の授業があるので週2日以下になっている。機種を問わず,スマートフォンアプリの開発が多い。たまにサーバー側もやる。Objective-Cの書き方やgitの使い方はバイトのおかがで習得した面が大きいと思う。
就職
2016卒で就職の予定。とりあえず短期と長期でひとつずつ,インターンに行こうと思っている。
趣味
サークルに居た頃(2009〜2011年)は趣味を聞かれたら「初音ミク」と答えていたし,実際ミクパ!に行ったりV_Nに行ったりしていたように思うのだけど,今年の2月にうっかりライブに参加したためにラブライブ!にハマった感がある。ここ数ヶ月はラ!の関連イベントで毎週末が消費されていくし,預金残高も減っていく。5月の連休には何故か徳島に行った。熱しやすく冷めやすいので何時まで続くのかはわからない。人生の充実とは高まりのことではないか,ということを最近は考えている。
何故ラブライブ!なのか?という点についてはいずれ独立した記事として書きたいと思っているが,とりあえずLONELIEST BABYがいい曲。
ラブライブ!2期のために地デジ環境を導入した
今住んでいる実家には地デジ環境がなく、2014年になっても未だにCATVのデジアナ変換による映像をアナログテレビで視聴していた。元々テレビへの個人的な需要が薄かったこともあり、これまで特に視聴環境の関連で困ることはなかったのだが、ラブライブ!にドハマりしたことによって状況が変わった。ラブライブ!2期を最速リアルタイム試聴する環境、すなわちTOKYO MXの快適な視聴環境が4月6日22時30分までに必要である。
というのも、この地域ではTOKYO MXの信号はデジアナ変換によって提供されていないからだ……。幸い、この地域は東京スカイツリーから発せられるTOKYO MXの信号を大気から受信できる範囲内にあるようである。そこで、地デジアンテナとチューナーを導入し、TOKYO MXの視聴環境を整えることにした。
アンテナ
実家にはテレビ用の壁内配線があることから、本来的にはその配線の元に地デジアンテナを繋ぎ、各部屋に地デジ信号を行き渡らせるのが正攻法であると言える。しかしながら、これには業者による工事が必要であり、数万円の工事費が掛かる。ラブライブ!2期放映までの時間がないことと、出費を最低限にしたいという事情もあり、この方法は断念した。
次善の策として、個人でも設置が可能なタイプの屋外・屋内両用タイプのフラットアンテナを購入し、屋内の比較的電波状況のよい場所に置くことを考えた。この地域は東京スカイツリーから見て中電界と呼ばれる範囲に属しており、貧弱なアンテナをテキトーに置くだけで受信できるほど強い電波は届いていない。そこで、ブースター付きのモデル(総合利得30db弱)の導入を検討した。
アンテナの機種としては、DXアンテナのUAD1900やマスプロ電工のU2SWL20Bなどが候補に挙がった。しかし量販店の在庫の関係から、時間もなかったこともあり、サン電子のSDA-20-2-Wを購入した。この製品にもブースターが付属しており、総合利得としては前に挙げた2製品と同等以上のものである*1。
地デジチューナー
実家にはアナログテレビしか存在しないので、地デジチューナーを新たに購入してアンテナと接続するか、もしくは地デジ対応のテレビを新たに買う必要がある。今回は、費用を最低限に抑えつつ、なるべく色々な場所で地デジを視聴できるようにしたいという目的があったので、Sonyのnasneを購入することにした。
nasneは、単体としては地デジ録画サーバー・メディアサーバーとして動作し、PS3やVita、Sony製のスマートフォンなどを通じて地デジ番組のリアルタイム視聴・録画操作・録画番組の視聴などを可能とする機器である。また、DTCP-IP対応のDLNAクライアントさえあれば、Sony製以外のスマートフォンやPCからでも前述の操作が可能となる。nasne自体は1TBのHDDを内蔵しており、通常の使い方ではまず容量は不足しないだろうと思われる。
設置
アンテナ(とブースター)とnasneをそれぞれ同軸ケーブル(3メートル長)で接続し、nasneをブロードバンドルーターのLANポートにLANケーブル(10メートル長)で接続した。これにより,LAN内のPS3やPCからnasneへのアクセスが可能となる。接続後にブラウザ経由でnasneの設定画面を開き、TOKYO MX(UHF16ch)の受信レベルを確認しながらアンテナの位置・方向を検討した。最終的に、TOKYO MXの受信レベルは(nasne設定画面の表示で)53〜56程度となり、PS3その他の機器から問題なく視聴できるレベルに到達した。
当初の設置時は、PS3のtorneアプリから地デジの番組を視聴した際に、映像がカクついたり音声が途切れるなどの現象が頻発し、受信レベルの不足を疑ったが、どうやら当初PS3をWi-Fiで接続していたために帯域が不足していることが原因であるようだった*2。PS3を有線LANで接続したところ、これらの問題は解消された。
同軸ケーブルはアンテナとnasneを繋ぐものだけあれば十分だと考えていたが、アンテナとブースターの接続にも別途必要で、やや焦った。nasneに付属している短いものが余ったので、それを使うことで事なきを得た。
DTCP-IP対応DLNAクライアント
Windows PCから番組を試聴するにはDTCP-IP対応のDLNAクライアントが必要となる(メーカー製PCの場合、プリインストールされている場合もある)。残念ながら有料ソフトしかないので、SoftDMA 2(ダウンロード版4980円)を購入した*3。MacBook Pro(Early 2011)のBootcamp環境では視聴に問題は発生しなかった。
スマートフォンやタブレットについては、Sony製ならプリインストールの対応クライアントが、iOSやAndroid用にはTwonky Beamという対応クライアントがある。Twonky Beamでの視聴を行うにはアプリ内課金で該当機能をアンロックする必要があるが、700円程度なので躊躇せずに購入できるレベルだと思う。
可能になったこと
番組表がヌルヌル動いたり、番組表から録画予約ができたり、Twitterやニコニコ実況のコメントを見ながらテレビを試聴できたりするので地デジとnasneの組み合わせはスゴイ。アナログ時代からすると隔世の感がある。
不可能なこと
nasneにチューナーがひとつしかないので、2番組以上の同時視聴ができないことは当たり前なのだが、なんとなくPS3で視聴しながらスマホでも同時視聴するような使い方を想定していたので、アンテナやnasneを設置してから制限に気付いて結構悲しくなった。また、Windows PC用のDLNAクライアントが割とイイお値段することも若干の残念感があった*4。
卒論関連の覚え書き
月曜に卒論を出した。次の月曜が発表になる。
基本的にはmarkdown->TeXの変換だけで卒論を仕上げるのに便利だったツール10個まとめ - mizchi's blogに準拠したやり方で書いた。環境はMacTexで入れる。pandocはbrewからは入れられなかったので,haskell-platformで入れたcabalからインストールする。LaTeXソースの書き方という点で,いくつか詰まった点があったのでメモしておく。
ビルドスクリプトは下記。途中に句読点の変換処理を挟んでいる。
cd src pandoc -f markdown -o body.tex body.md sed -i '' -E 's/。/./g' *.tex platex -kanji=UTF8 -halt-on-error -output-directory=../build main.tex cd .. cd build dvipdfmx -o thesis.pdf main.dvi open thesis.pdf
pngファイルからxbbファイルを生成するスクリプトが下記。
cd img for f in *.png; do extractbb -x $f done
ファイルツリーとしては,プロジェクトディレクトリのルートにスクリプトがあり,src以下に学科の秘伝のタレ(sty,tex)や他ソース(md,tex)を置いている。また,img以下に図のpngファイルと,生成されるxbbが置かれる。LaTeXによる出力はすべてbuild以下に吐かれる。
表のテンプレ
必要に応じて\begin{table}の後に[t]とか[b]とか[p]とかを入れて微調整する。
\begin{table} \center \caption{hoge} \label{table:hoge} \begin{tabular}{|c||c|c|} \hline a & b & c \\ \hline d & e & f \\ \hline \end{tabular} \end{table}
図のテンプレ
widthとかheightとかを必要に応じて指定する。
\begin{figure} \centering \includegraphics{../img/fig-hoge.png} \caption{hoge} \label{fig:hoge} \end{figure}
ソースリストのテンプレ
\begin{lstlisting}[label=list:hoge, caption=hoge] for (i = 0; i <= n; i++) { for (j = 0; j <= n; j++) { a[i][j] = i * n + j; } } \end{lstlisting}
プリアンブル側。
\lstset{ language={C}, basicstyle={\small \ttfamily}, keywordstyle={\bfseries}, numberstyle={\scriptsize}, numbers=left, frame=lines, framexleftmargin=0.5em, framexrightmargin=0.5em, showstringspaces=false, breaklines=true, columns=[l]{fullflexible}, escapeinside={(*@}{@*)} }
式のテンプレ
式番号が不要なら\nonumberやeqnarray*が使える。
\begin{eqnarray} \label{equation:hoge} f(x) = x^2 + 2x + 4 \end{eqnarray}
その他
pdfに変換すると図が表示されなくなる。パッケージ指定を下記のように書き換えて解決。
\usepackage[dvipdfmx]{color,graphicx}
目次に載る参考文献のページ番号が本来の値よりも1だけ少ない。\begin{thebibliography}の後に\addcontentslineが来るようにして解決。
表中に画像を入れる。セル内で\includegraphicsする。位置の調整には次のようなものが使える。
% 横幅0の支柱を入れることによりセルの高さを確保 \rule{0pt}{10mm} % セルの上または下に空白を確保 \vspace*{-8.5mm}
論文の一部のみ余白を変更する。geometryパッケージが便利。
% 余白を設定する \newgeometry{left=25mm, right=25mm} % 余白をデフォルトに戻す \restoregeometry
進捗
2月10日が提出日だったが,まともに卒論に書けそうなデータを得られたのが一週間前の2月3日だった。論文は翌4日から書き始めた。卒論は1週間で書ける(至言)。
もっと言えば,年内にいまいちテーマが決まりきらなくて,失意のまま年を越したが,年を越えたら「もう今の方向性でやるしかないよね」となって,そのまま卒論になった。
12月くらいに「この時点でテーマが決まっていないのは“ヤバイ”」とか,1月くらいに卒論を書いている旨のツイットをたくさん見たときは「死ぬか??」と思ったが,やればできる。
おわりに
印影をincludegraphicsする現代社会
— えんがわ (@tondol) February 10, 2014
関係ない話をする。うちの学科は今年度から卒論をpdf化して専用フォームからアップロード提出することになったのだが,指導教員と学科長にハンコをもらうという仕組みには特に変化がなかったので,最終的に教員の印影をカラースキャンし,画像化してLaTeXソース上でincludegraphicsすることになった。ウケる。
μ's→NEXT LoveLive!2014・2日目
卒論提出や発表準備やらでしばらく忙しかったが,やっと少し余裕ができたので「μ's→NEXT LoveLive!2014」の感想を書くことにする。というのも,SSAの2日目,運よくかなりいい席で参加することができたからだ。
アリーナ!!!!
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
2、3年分の運を使いきるくらいの場所だよここは
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
号泣してる
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
!! 卒論提出まで 1 日と 0 時間 !!
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
これがラヴか
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
上記は終演後にモニターに映されたみもりんの手書きメッセージから。
10人目って言ってもらえるのめっちゃ嬉しいけど、メンバーがステージ上でアイコンタクトしたり表情でコミュニケーションとったりしてるところを見て実にほくほくしてたので間に割って入るみたいで申し訳なさが無駄にあった
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
上記はくっすんのライブ中の発言から。
あと茶番って言われてたけど幕感のアレはステージ演出とライブタイトルの意味合いを補完する感じでよかったと思う、Music S.T.A.R.Tからの流れは実に正しかったし割と感極まった
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
ユニット曲、真ん中側のステージに出てきてくれたので本当にすぐ近くだった、たぶんもうこれ以上の距離で見れることないんじゃないかと思う
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
キューパン楽しかったからもうそれでいいんだけど、やっぱりParadise Liveを聞きたかった……
— えんがわ (@tondol) February 9, 2014
セットリストがどんなだったとか,出演したメンバーが可愛かったとか,そういうことは他の人がいくらでも書いてくれているし,そもそも,具体的な感想を書くという行為が苦手なので,ここではあまり触れない。
まず書きたいのは,『ENDLESS PARADE』と題されたこのイベントの意味合いについて。それは,推測するまでもなく,幕間のドラマパートで明確に示されている。すなわち,遊園地のようなライブ。すなわち,終わらないパーティー。これは,6th シングルである「Music S.T.A.R.T!!」におけるテーマと同じものだ。ドラマパートについては,1日目と2日目で同じ内容が流れたせいか,周辺では「茶番」と呼ばれる節もあった。しかし,上でツイートを引用したように,個人的には,このイベントの位置付けを明確にするという意味で,決して悪くないように思えたし,正直終盤ではウルウルしてしまうような場面もあった。*1
ドラマパートの内容は,μ'sのメンバーが遊園地で1日を過ごすというもの。ライブが進むにつれてドラマ中の時間軸も経過していき,終盤で穂乃果が「次回のライブのテーマ」に思い当たり,そしてアンコールへと繋がるという構成だ。このドラマパートの終盤において,「まだ回りきれていないアトラクションがある,だから帰りたくない」というようなことを誰か*2が言う。この言葉が,わたしとしてはメタな方向に……つまり,ライブ参加者の方角を向いているように思えてならなかった。このイベントが遊園地であるとするならば,ライブ終盤の,たくさんの曲が演じられ,いよいよ終わりが見えてきたという現在の状況は,まさしく「まだ帰りたくない」というドラマ内の言葉に一致するものだ。そこで,わたしはもうひとつのことに気づき,驚く。まるで小学生の時分に遊園地に行ったときのように,まるで今だけを生きている子供のように,ライブがまだまだ続いてほしいと願う,自身の感情に,だ。
ここで唐突だが,コドモとオトナの間にある壁は何か?という話をしたい。それは,今だけではなくそれから先の,今後の予定のことを常に考えられるかどうかだと思う。実際,「ラブライブ!のライブに参加していたので,翌日の卒論提出に間に合いませんでした」というのはマズイ。オトナなら,「ライブが終わるのが○時くらいだから,その後にアレとアレを修正して,一旦寝れば,翌日の締切には間に合うなあ」ということを考えなきゃいけない。たとえイベントの真っ最中にあってもだ。だから,普段他のイベント*3に行くときも,そこにある空間や時間を楽しみながらも,イベント終了までの残り時間を数え,次の予定のことを考える自分に気づいてしまう。それは,仕方のないことだ。だってもう,20代になってしまったから。中学生や高校生じゃないんだぜ。そういうわけで,イベント終盤になって,「まだ遊びたい,まだ帰りたくない」という感情に急に気づくなんてことは,たぶん,先のことを常に考える「オトナの意識」がはたらいていれば起こらないだろう。
わたしはここで何が言いたいのか。ドラマ中でμ'sのメンバーが言う「帰りたくない」という感情がわたしのリアルな感情とリンクしたとき,たぶんわたしは『今』の中にいた。「僕らは今のなかで」の『今』の中に。つまり,あるべきはずの「これから」のことを頭の中から放り投げて,ライブを演じるメンバーと一緒に現場を楽しめていたということだ。まるで,アニメの中で,μ'sのメンバーが色んな出来事に100%の感情でぶつかっていったように。正直なところ,SSAというとても大きな空間で,そんな気持ちになれることは不思議だった。
まあ,ここに書いたことは,実際に感じたことを150%くらいには誇張しているのだけど。
そういえば,今回のイベントでは,直前に発売されたシングルのカップリング曲,「Paradise Live」は歌われなかった。「Paradise Live」は,歌詞を見ればわかるとおり,ライブ終盤をあからさまに意識した曲だ。だから,わたしも初めてこの曲をスクフェスで聴いたときには,「きっと次のライブで終盤に歌うんだろうな」と思っていた。しかし,結果として歌われなかった。これについては,既に書いている人もおられるけれども,今回のライブのテーマが『ENDLESS PARADE』だったからなのだろう,と勝手に解釈している。パーティーが終わらないのであれば,ライブの終わりを示す曲が歌われてしまってはおかしい。だから,「μ's Music」はまだ続いている。おそらくは,次回のライブに至るまで。
「ラブライブ!」という文脈においては,今後も様々なコンテンツが発表されるだろう。その中でも特に重要なのは,春から始まるアニメの第2期だと思う。わたしは,正直,その放映を見ることに対して多少のおそれを感じている。これまでに作り上げられたμ'sの「今」に,何らかの変化が起こるのではないかと予想しているからだ。9人はスクールアイドルで,1年生で,2年生で,3年生だ。だから,物語を続けていくとすれば,メンバーの卒業は避けられない。また,アニメの中では「μ'sは9人でなければならない」と言った旨の言及もあった。この状況は,どのようにして解決されるのだろう?第2期のアニメ放映と,続くコンテンツ展開において,何らかの回答が示されることを期待したい。
わたしからは以上です。